本レシピは「GPIOブロックの使い方講座」の第2回目となります。
本連載は電子工作初心者の方でも簡単に理解できる内容となっています。
第1回 身近なものをスイッチに!
第2回 LEDを光らせよう!
第3回 モーターを回そう!
第4回 旗を振らせてみよう!
第5回 歩く恐竜をコントロール!
第2回は「LEDを光らせよう!」です。
第1回ではGPIOブロックのデジタル「入力」機能を使って身近なものをスイッチにしました。
今回はGPIOブロックのデジタル「出力」機能を使うことで、「音を感知して、GPIOでLEDを点灯/消灯させる」という簡単なレシピを作っていきます。
この仕組みを応用することで、LEDをはじめとした様々な電気部品・回路を制御することができるようになります。
使用するブロック:
今回使うMESHブロック
GPIOブロック ×1
今回使う拡張ブロック
その他用意するもの
・LED ×1 (電気部品店や通販などでお買い求めください)
作り方:
- LEDから伸びている2本の足には長い方の脚(アノード)と短い方の脚(カソード)があります。
長い方の脚(アノード)をGPIOブロックのデジタル出力1(DOUT1)ピンに、
短い方の脚(カソード)をGPIOブロックのグラウンド(GND)ピンにつなぎます。
繋いでみるとこのようになります。 - MESHアプリを開いて、下図のレシピで示すようにマイクブロック・スイッチブロック・GPIOブロックを置いてつなぎます。
- 一番上のGPIOブロックをタップし、機能を「デジタル出力」に切り替えて、
ピンをDOUT1、値をHighに設定してください。 - 一番下のGPIOブロックをタップし、機能を「デジタル出力」に切り替えて、
ピンをDOUT1、値をLowに設定してください。 - マイクブロックをタップし、機能が「音を感知したら」であることを確認し、
手を叩いた時に反応するように感度を調整してください。 - これで、手を叩いて音が感知されるたびに、LEDの点灯と消灯が切り替わります。
仕組み:
GPIOブロックのデジタル出力機能では、それぞれのデジタル出力用のピンに対して、High(電位が高い)状態と、Low(電位が低い)状態を設定することができます。
GPIOブロックのデジタル出力ピンがHigh状態になると、グラウンドピンとの間に電位差が生まれて、LEDに対して電流が流れるため、LEDが点灯します。
逆に、デジタル出力ピンがLow状態になると、グラウンドピンとの間の電位差は(ほぼ)無くなるため、LEDに対して電流は流れなくなり、LEDは消灯します。
今回のレシピでは、音を感知するたびに、
デジタル出力ピンのHigh状態とLow状態をスイッチブロックを使って
交互に切り替えることで、LEDの点灯/消灯の制御を実現しています。