一般 ビジネス「身近な環境でのIoT実装ワークショップ」

デジタルトランスフォーメーション人材を育成する講座の一環として、MESHを活用したIoT体験講座が実施されました。
今回のワークショップの主催者である「FUJITSU Digital Business College」に、ワークショップ実施の背景や、実際にどのようなワークショップを開催されたのかを伺いました。
  • 主催:FUJITSU Digital Business College
  • 講師:株式会社富士通ラーニングメディア 拝野 晃希氏、七條 怜子氏
  • 参加者:富士通のお客様など、社会人。合計25名程度。
  • 開催場所:富士通ラーニングメディア CO☆PIT
  • 日時:
    • A日程)2019年7月~10月(MESHの活用は7月)
      B日程)2019年11月~2月(MESHの活用は11月)
  • 内容:「保育園」をケースにしたIoT体験ワークショップなど。

今回の研修/ワークショップを実施した背景について教えてください

富士通や富士通のお客様が、デジタルトランスフォーメーションを推進していくうえで必要な人材を育成する必要がありました。そのために、最新技術によって顧客体験をデザインするスキルを身に着けていただく必要がありました。
受講者にはエンジニアではない方も多く、IoT技術を用いた発想力をノンプログラミングでトレーニングするため、MESHを用いたワークショップを実施いたしました。

今回の研修/ワークショップの概要

本講座は、4か月程度の期間の中で、思考方法やデジタル技術のインプットと、思考のトレーニングを行い、顧客体験をデザインできる人材を育成しています。MESHによるワークショップは、「デジタル技術のインプット」のフェーズで実施しました。
当日は以下の3段階で、IoTに関する導入知識を身に着けていただきました。
  • IoT関連の有識者による講演(動機づけ)
  • MESHを活用した体験ワークショップ(活用イメージ)
  • 価値発想ワーク(アイディエーショントレーニング)
体験部分は、「保育園」をケースとした実装を行いました。

研修/ワークショップの様子はいかがでしたか?

社会人歴が長い受講者の皆さまが、童心に帰るかのようにMESHを触っていました。
MESH、IFTTTといった、手軽に使えるサービスで実現できることの幅広さに感銘を受けていたように見受けられました。

どんな作品を作りましたか?

感圧センサーとGPIOブロック、カスタムブロック、IFTTT、Microsoft Azure Functions、Storage Account、WebAppsなどを連携させ、子供の睡眠のタイミングの通知や、睡眠データの蓄積・可視化を実装しました。

どんなことを工夫しましたか?

身近なケース(保育園)を基に、ユーザー体験を最新の技術で再構成していく体験ができるように、講座を仕立てました。MESHの特徴である、「手軽に実装できるIoT」を活かしながら小さな顧客体験を実装し、クラウドと連携したシステムの構築までを体験することで、将来のデジタルトランスフォーメーション人材の糧となるように設計しました。

当日の様子

1. 有識者講演&IoT概要講義

 

2. IoT体験(MESH)

  • 初めてMESHに触れる
  • MESHに触りながら、「保育園」のケースでアイデアを発想する
 

3. アイデア発想ワークショップ

MESHを使った感想を教えてください

想像以上に手軽にテストでき、かつクラウドシステムへの送信も容易にできるため、新人研修などでも十分に活用できると感じました。
また、技術に頭を悩ませることがあまりありません。そのため、アイデア発想に集中して頭を使うことができるため、実社会へのIoT適用を検討するワークなどに大変有効に感じました。

参加した方々の感想などを教えてください

「様々なツールをどう使うかで可能性は無限大であることを改めて認識しました」
「紙芝居でも、MESHなどの実際に動くものでも、小さなものからでもよいので、形にしてテストして改善してを繰り返すことが大切」

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