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活用事例:福岡市立飯原小学校 4年理科「季節と生き物(秋)」

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小学校4年の理科「季節と生き物(秋)」という授業でMESHを活用し、授業実践をされた福岡市立飯原小学校の遠藤先生に、授業実施の背景やどのように授業を展開されたのかを伺いました。

授業実践の指導案(発表資料)は

福岡市立飯原小学校_プログラミング授業実践_発表資料.pdf

からダウンロードできます。

 

  • 先生:福岡市立飯原小学校 遠藤 大輔氏
  • 児童: 27人学級(3人1グループ学習)
  • 場所:福岡市立飯原小学校
  • 実施時間: 本時45分 × 1回、前時45分 × 3回 

 

今回の授業を実施した背景は?

 今回の実践は第四学年、理科「季節と生き物(秋)」で授業を行いました。この学習は、動物や植物の活動の変化は,気温の変化と関わっているという見方や考え方を働かせ、資質・能力を育てるものです。「気温の変化」について、児童の「学校にいないから測れない時間がある」という思いや「1時間ごとの正確な気温を測って比べたい」という思いをMESHの温度・湿度ブロックを使ったプログラミングによって実現できるようにしました。このことにより、本時の目標の一つ「植物の成長や動物の活動は、季節の気温の変化と関係していることを理解している(知識・技能)」の部分の理解をさらに深めることができるのではないかと考えました。

 

授業テーマはどのように決めましたか?

 児童の「もっと学びたい」という意欲や、「自分たちの力では実現が困難なことをプログラミングでできるようにしたい」という思いを大切にしました。本時のめあて(テーマ)は「自動で気温を測るプログラムを作って、夏と秋の気温を比べよう」です。これは「自分たちでは学校にいる間の気温しか測れない」「ぴったり1時間ごとに測れない」「人によって測定に誤差があるかもしれない」という思いをもとに作っためあてになります。

 

この授業のねらい、目標は?

  • 「身近な動物の活動や植物の成長に興味・関心を持ち、進んでそれらの変化と季節との関わりを調べることができる」  
  • 「夏や夏の終わりと秋の気温の違いに着目し、その違いを明らかにしようと進んで学習に取り組むことができる」

 上記2点は本時の目標になります。これに加えて、単元目標である「植物の成長や動物の活動は、季節の気温の変化と関係していることを理解している」についても重要視しました。

 

MESHはどのように活用しましたか?

 本時のめあてである「自動的に気温を測るプログラムを作って、夏と秋の気温を比べよう」を達成するために活用しました。具体的には、タイマーブロックと、温度・湿度ブロックを活用した温度計を作る活動で活用しています。また、測定した温度はMESHの新しい機能である「データロガー」を使ってエクセルに記録し、それをグラフ化することで1時間ごとの気温の変化を詳細に調べられるようにしています。
 温度計をプログラムする活動では、「さらに便利な温度計にするにはどうしたらいいかな」という発問を行い、「温度を測定したことをLEDや音で知らせる」「温度をはかった時の周囲の様子をカメラで撮影して記録する」といった付加価値的な要素についてもMESHを活用することができました。

 

用意した機材

使用機材素材

MESH

MESH以外

  • MESHアプリがインストールされたタブレットPC x10
  • MESHブロックカード


どんなことを
工夫しましたか?

 児童の「もっと詳しく調べたい」「今までのやりかたでは実現できないことをプログラミングで実現できるようにしたい」という思いを大切にしました。そのために、まず、今までの気温測定の活動を想起させ、児童の「もっと詳しく調べたいな」という思いが引き出せるようにしました。その後、MESHを使ったプログラミングによって、今までより簡単・正確に詳しい気温を測ることができたという「プログラミングの価値」についても実感できるよう工夫しました。

 また、児童の実態から「タイマーを設定して温度を測る」というだけのプログラムだと、課題が簡単すぎるのではないかと考え、更に便利な温度計を作るように授業を仕組みました。このことにより、児童の試行錯誤や交流が活発になったように思います。ものごとを論理的に考える「プログラミング的思考」にも関わる内容ではないかと考えます。

 

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今回授業でMESHを使用された感想えてください

 児童の思いや願いが比較的簡単に実現できるという点や、簡単に何度もやり直しができるという点でMESHは非常に扱いやすかったです。児童が頭の中でイメージしたことを直感的な操作でプログラミングできるので、児童の交流が活発になっただけでなく、上手く動作するまであきらめずに何度も試行錯誤する姿が多く見られました。
 一方で、あまりに簡単にプログラミングができるため、簡単なプログラム(例えば人が来たら明かりがつく等)であればごく短時間で完成してしまうので、適切な難易度の課題の設定が難しいと感じることもありました。

関連リンク:

ワークショップの運営マニュアル – MESHサポート | 遊び心を形にできる、アプリとつなげるブロック形状の電子タグ