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実践例|小5 総合的な学習の時間「笑顔開発研究所」三鷹市立第一小学校

 

5年生 総合的な学習の時間
『笑顔開発研究所』

東京都のプログラミング教育推進校として、約2年間プログラミング授業を実践・研修を行っている三鷹市第一小学校で、5年生の総合的な学習の時間にて実践された「笑顔開発研究所」という授業をご紹介いたします。 
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みんなを笑顔にする仕組みを開発しよう

総合的な学習の時間でもプログラミング教育でも、「既存の知識・技能」や「学習活動で新たに得た知識・技能」を活用し、試行錯誤する学習のプロセスを繰り返しています。このような、課題を解決する学習に取り組む中で、児童が思考力を育んでいきます。学習過程の中に、「総合的な学習の時間における思考力」と「プログラミング的思考力」をはたらかせる場面を、分けたり、関連させたりしながら意図的に取り入れることで、児童にとっては違和感なく、一つの学習の流れの中で双方の思考力を育むことができると考えました。

 

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     先生   :三鷹市第一小学校 長谷川先生 
     児童   :5年1組 37人学級(3~4人×12チーム)
     単元   :「笑顔開発研究所」
     実施時間 :45分×20時限 (本時は13時限目)

三鷹市第一小学校
長谷川先生

 

単元計画

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準備物

MESHブロック・タブレット端末
グループごとに、MESHブロックとタブレット端末を1セットずつ用意します。

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ワークシート・設計図
課題解決のために必要な情報をまとめたり、自分の考えを可視化し整理したりすることのできるワークシート等を用意します。

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授業の流れ(第13時)

1. 本時のめあてを確認する

設計図をもとに実際にプログラミングし、相手を笑顔にする装置づくりで課題を見付けたり、よりよくするためのアイデアを考えたりすることを確認します。

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2. 課題の解決策やよりよくするための改善策を考える

プログラミングに取り組む前に、前時に付箋に書きこんだ改善点をグループで見直して、解決策を設計図に書き足します。

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3. 解決策・改善策に基づき、開発を進める

設計図に書き足した解決策をもとに、プログラミングで検証し、改善できたかどうかを確認しながら装置開発を進めていきます。

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4. 開発を進めながら発見したことや、次時に行うべきことを付箋にまとめる

活動をする中で気づいた改善点やよりよくするための工夫点は、付箋に書いて設計図へ貼りつけ、次時の課題としてみんなで共有します。
・課題(解決策)         ・・・赤色の付箋
・よりよくするための工夫(改善策)・・・青色の付箋

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各グループで考えたレシピ例 

友達を笑顔にするしくみ

箱をあけると人感センサーが動いて明かりが点灯し、喜んだ友達の顔をカメラで撮影する。f:id:meshprj-author:20200324174229p:plain


兄弟を笑顔にするしくみ

ボタンを押すとランダムで音が鳴って明かりが光るしくみf:id:meshprj-author:20200324174658p:plain